車とワイン、あと猫

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ランサーエボリューションXを買った その1

私が車に興味を持ち始めたのは

ちょうど2007年、R35 GT-Rが発売されたときだった。

 

 たまたまテレビで開発ドキュメンタリーをやっており、

市販車最速のこの車はいかにして生み出されたかその背景に惹かれた。

 

それ以来、私自身は車そのものの主要諸元がどうこうというより、

設計者が何を考えどうやってそれを実現したのかという点を一番気にしている。

 

ちょっと抽象的な表現になるが単純に性能がいい悪いはおいておいて、

技術者の魂、思いを感じる車が好きなのだ。

 

そういう車を調べていくうちにランサーエボリューションに出会った。

当時の価格として倍近い車両価格の高性能車を抜き去っていくさまは

まさに衝撃的だった。

 

ランエボの誕生を紐解いていくと技術者がどれほど心血を注いで

この車を開発してきたかがよく分かる。

 

ブレンボやレカロ、ビルシュタインなど必要なものを

必要なだけ取り入れるその姿勢は

走行性能を追い求め続けた証左と言える。

 

いち早く電子制御デバイスに取り組み、磨き上げたS-AWC

世界最高の四輪制御システムと言っても過言ではない。

これに匹敵するものはおそらくホンダのSH-AWDくらいだろう。

 

AYCが初めて世に放たれたのは1996年のエボ4発売時。

ライバル気取りのスバルのアクティブトルクスプリットAWDなど

10年は遅れているようなお粗末な四駆は相手にならない。

 

これほど素晴らしい車がすでに生産していないというのは、

あまりにも悲しい。人類にとっての損失とも言える…

 

続く